COLUMN

2024.03.27

自己紹介3(クリニック開業から芸大生へ)

 防衛省を退職後、一つの場所に腰を落ち着けて仕事をするにはやはりクリニックの開業という選択肢になりました。すなわち医師という立場だけでなく経営者となるわけです。ただ経営者としての経験はないので、一度転職を経験し経営を学び、それまでに経験の浅かった美容皮膚科診療も経験しつつ、その間にリサーチを重ねて現在の船橋市で開業しました。

 当院のサイトに書いてあるように一人の患者を長期で診療することで病気を抱えた人を理解できるようになるし、病気の本質がわかるようになると恩師に教えを受けたのですが、開院に向けてその他にも考えていたことがあります。
 私は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院と、すべての教育を国公立の学校で受けてきました。特に大学、大学院は給料をいただきながら勉強をさせていただきました。つまり日本で生活している方々のお陰で私のキャリアが形成されました。私はいわゆる官製品です。本来は防衛省に所属し奉公すべきだと思いますが前回の投稿で書いたように少し燃え尽きたところがありました。それでも、必ず他者に還元できるような生き方をしようと考えていました。

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